PythonとOpenCVを使用して画像の差分を取得する方法について説明します。この記事では、2つの画像間の差分を計算し、その結果を視覚化する方法を示します。
必要なライブラリ
このチュートリアルでは、以下のライブラリが必要です:
- OpenCV: 画像処理ライブラリ
- NumPy: 数値計算ライブラリ
差分の計算
2つの画像間の差分を計算するためには、OpenCVのabsdiff関数を使用します。この関数は、2つの配列（この場合は画像）間の絶対差分を計算します。
import cv2
# 画像の読み込み
img1 = cv2.imread('image1.jpg')
img2 = cv2.imread('image2.jpg')
# 差分の計算
diff = cv2.absdiff(img1, img2)
このコードは、指定した2つの画像間のピクセル単位の差分を計算します。結果は新しい画像として保存され、差分が大きいほどピクセルの値が大きくなります。
差分の視覚化
差分画像を視覚化するためには、matplotlibなどのライブラリを使用できます。しかし、この記事ではOpenCVのimshow関数を使用して差分画像を表示します。
cv2.imshow('Difference', diff)
cv2.waitKey(0)
cv2.destroyAllWindows()
このコードは、差分画像を新しいウィンドウで表示します。waitKey(0)はキーボード入力を無限に待つことを意味し、destroyAllWindowsはすべてのOpenCVウィンドウを閉じるための関数です。
以上がPythonとOpenCVを使用して画像の差分を取得する基本的な方法です。さまざまな応用が可能で、例えば動画のフレーム間差分を計算して動きを検出するなど、さまざまな用途に使用できます。
参考文献
- 【OpenCV】画像の差分を取得するとサンリオ間違い探しが高速クリアできる！ #Python – Qiita
- 【python-openCV】２枚の画像から輝度の差分画像を作成する方法！ – ヒガサラblog
- 画像の差分取得 #Python – Qiita
- 【Python/OpenCV】フレーム間差分法で移動物体の検出.