PythonとOpenCVを使用して画像のサイズを調整する方法について説明します。OpenCVのresize
関数を使用すると、画像のサイズを簡単に変更することができます。
cv2.resize関数の基本
cv2.resize
関数は、以下のような形式で使用します。
cv2.resize(img, Size, fx=0, fy=0, interpolation=cv2.INTER_LINEAR)
ここで、各パラメータの意味は次のとおりです。
img
: サイズを変更する画像(ndarray形式)。Size
: 変更後のサイズ(幅、高さ)をタプル形式で指定します。例えば、(256, 256)
と指定すると、画像は256×256ピクセルにリサイズされます。fx
,fy
: x方向とy方向のリサイズの倍率を指定します。Size
がNone
に設定されている場合にのみ有効です。interpolation
: リサイズの処理方法を指定します。デフォルトはcv2.INTER_LINEAR
です。
画像サイズの変更方法
出力サイズを指定してリサイズする方法
以下のコードは、出力サイズを指定して画像をリサイズする例です。
import cv2
# 画像の読み込み
img = cv2.imread('input.jpg')
# 画像のリサイズ
resized_img = cv2.resize(img, (256, 256))
# リサイズした画像の保存
cv2.imwrite('output.jpg', resized_img)
このコードでは、cv2.resize
関数を使用して、入力画像input.jpg
を256×256ピクセルのサイズにリサイズし、その結果をoutput.jpg
として保存します。
倍率を指定してリサイズする方法
以下のコードは、倍率を指定して画像をリサイズする例です。
import cv2
# 画像の読み込み
img = cv2.imread('input.jpg')
# 画像のリサイズ
resized_img = cv2.resize(img, None, fx=0.5, fy=0.5)
# リサイズした画像の保存
cv2.imwrite('output.jpg', resized_img)
このコードでは、cv2.resize
関数を使用して、入力画像input.jpg
のサイズを半分(fx=0.5
, fy=0.5
)にリサイズし、その結果をoutput.jpg
として保存します。
以上がPythonとOpenCVを使用した画像サイズの調整方法になります。この情報が皆さんのPythonプログラミングに役立つことを願っています。