PythonとOpenCVを使用してUDPストリーミングを行う方法について説明します。この記事では、Pythonでネットワーク越しにカメラの映像をストリーミングする方法と、VLCのUDPストリームをOpenCVで処理する方法について説明します。
PythonとOpenCVでのUDPストリーミング
まず、PythonとOpenCVを使用してUDPストリーミングを行う基本的なステップを見てみましょう。
import cv2
import socket
import numpy as np
# サーバーの設定
server_address = ("localhost", 12345)
sock = socket.socket(socket.AF_INET, socket.SOCK_DGRAM)
cap = cv2.VideoCapture(0) # カメラのキャプチャ
while True:
ret, frame = cap.read() # フレームの読み込み
d = frame.flatten() # フレームを1次元に変換
s = d.tostring() # 文字列に変換
for i in range(20): # フレームを20個のパケットに分割
sock.sendto(s[i*46080:(i+1)*46080], server_address)
if cv2.waitKey(1) & 0xFF == ord('q'):
break
cap.release()
cv2.destroyAllWindows()
sock.close()
このコードは、カメラからフレームをキャプチャし、それをUDPパケットとして送信します。各フレームは複数のパケットに分割され、それぞれが個別に送信されます。
VLCのUDPストリームをOpenCVで処理
次に、VLCのUDPストリームをOpenCVで処理する方法を見てみましょう。これは、VLCを使用してUDPストリームを受信し、そのフレームをOpenCVで処理するための方法です。
import cv2
import numpy as np
cap = cv2.VideoCapture('udp://@0.0.0.0:12345', cv2.CAP_FFMPEG)
if not cap.isOpened():
print('VideoCapture not opened')
exit(-1)
while True:
ret, frame = cap.read()
if not ret:
print('frame empty')
break
cv2.imshow('image', frame)
if cv2.waitKey(1)&0XFF == ord('q'):
break
このコードは、指定したアドレスからUDPストリームを受信し、それをフレームとして読み込みます。その後、各フレームはOpenCVで処理され、画面に表示されます。
以上が、PythonとOpenCVを使用したUDPストリーミングの基本的な方法です。これらのコードを参考に、自分のプロジェクトに合わせてカスタマイズしてみてください。.