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OpenCVのcv2.ellipse()関数は、画像上に楕円を描画するための関数です。この関数の基本的な使い方と、それを活用した画像処理について解説します。

cv2.ellipse()関数の基本

cv2.ellipse()関数の基本的な構文は以下の通りです。

cv2.ellipse(image, centerCoordinates, axesLength, angle, startAngle, endAngle, color, thickness[, lineType[, shift]])

各パラメータの意味は以下の通りです。

  • image: 楕円を描画する画像
  • centerCoordinates: 楕円の中心座標
  • axesLength: 主軸と副軸の長さ
  • angle: 楕円の回転角度
  • startAngle: 楕円の開始角度
  • endAngle: 楕円の終了角度
  • color: 楕円の色
  • thickness: 楕円の線の太さ
  • lineType: 線の種類
  • shift: 座標の小数点以下のビット数

cv2.ellipse()関数の使用例

以下に、cv2.ellipse()関数を使用して画像上に楕円を描画するPythonコードの例を示します。

import cv2
import numpy as np

# 黒色の背景画像を生成
img = np.zeros((300, 300, 3), dtype=np.uint8)

# 楕円を描画
cv2.ellipse(img, (150, 150), (100, 50), 0, 0, 360, (255, 255, 255), 2)

# 画像を表示
cv2.imshow('Image', img)
cv2.waitKey(0)
cv2.destroyAllWindows()

このコードは、黒色の背景画像上に白色の楕円を描画します。楕円の中心座標は(150, 150)、主軸と副軸の長さはそれぞれ100と50、楕円の回転角度は0度、楕円の開始角度と終了角度はそれぞれ0度と360度(つまり、完全な楕円)、楕円の色は白色((255, 255, 255))、楕円の線の太さは2ピクセルです。

以上が、PythonとOpenCVのcv2.ellipse()関数を使用して画像上に楕円を描画する方法についての解説です。この関数を使えば、さまざまな形状や大きさの楕円を簡単に描画することができます。画像処理におけるさまざまなタスクで活用してみてください。.

投稿者 admin

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