Pythonを使用して画像から文字を読み取り、その文字の座標を取得する方法について説明します。この記事では、OCR(Optical Character Recognition)を使用して画像から文字を読み取り、その文字の位置(座標)を取得する方法を解説します。
必要なライブラリ
このプロジェクトでは、以下のライブラリが必要です:
- PyOCR: PythonでOCRを実装するためのライブラリ
- OpenCV: 画像や動画を処理するためのライブラリ
- Tesseract: オープンソースのOCRエンジン
座標の取得
文字の座標を取得するには、PyOCRのビルダーをTextBuilder
からWordBoxBuilder
に変更します。これにより、OCR結果のそれぞれの文字の情報(文字とその位置)がリストで取得できます。
from PIL import Image
import pyocr
# OCRエンジンを取得する
tools = pyocr.get_available_tools()
tool = tools[0]
# 画像の読み込み
img = Image.open("image_path")
# 文字と座標を読み取る
box_builder = pyocr.builders.WordBoxBuilder(tesseract_layout=6)
text_position = tool.image_to_string(img, lang="jpn", builder=box_builder)
# 取得した座標と文字を出力する
for res in text_position:
print(res.content) # 文字
print(res.position) # 座標
このコードは、指定した画像から文字を読み取り、その文字の座標を出力します。
まとめ
- PythonとOCRを使用して、画像から文字を読み取り、その文字の座標を取得することができます。これは、画像内の特定の文字列を検出し、その位置を特定するための基本的なステップです。この技術は、画像内の特定の情報を抽出するための多くのアプリケーションで使用できます。