PythonとNumPyには、絶対値を計算するための関数が存在します。Pythonには組み込み関数のabs
があり、NumPyにはnp.abs
またはnp.absolute
があります。
Pythonのabs関数
Pythonのabs
関数は、数値の絶対値を返します。以下に例を示します。
x = -10
print(abs(x)) # 10
この関数は、整数、浮動小数点数、複素数に対して使用できます。
NumPyのnp.abs関数
NumPyのnp.abs
関数は、配列の各要素に対して絶対値を計算します。以下に例を示します。
import numpy as np
x = np.array([-1, -2, 3])
print(np.abs(x)) # array([1, 2, 3])
この関数は、整数、浮動小数点数、複素数の配列に対して使用できます。
np.absとnp.absolute
NumPyには、np.abs
とnp.absolute
の2つの絶対値関数がありますが、これらは同じ関数です。どちらを使用しても結果は同じになります。
import numpy as np
x = np.array([-1, -2, 3])
print(np.abs(x)) # array([1, 2, 3])
print(np.absolute(x)) # array([1, 2, 3])
以上がPythonとNumPyの絶対値関数の違いと使用方法になります。適切な関数を選択することで、コードの可読性と効率性を向上させることができます。.