PythonのNumPyライブラリには、配列の各要素の絶対値を計算するための関数があります。その関数の名前はnumpy.absolute
です。また、この関数の別名としてnp.abs
もあります。
np.absoluteとnp.absの基本的な使い方
np.absolute
またはnp.abs
は、配列の各要素に対して絶対値を取った新しい配列を作成します。以下にその基本的な使い方を示します。
import numpy as np
# 配列の作成
a = np.array([-1.2, 1.2])
# 配列の各要素の絶対値を計算
abs_a = np.absolute(a)
print(abs_a)
このコードを実行すると、出力結果はarray([1.2, 1.2])
となります。
複素数の絶対値の計算
np.absolute
またはnp.abs
は、複素数の絶対値も計算できます。以下にその使い方を示します。
import numpy as np
# 複素数の作成
complex_val = 1.2 + 1j
# 複素数の絶対値を計算
abs_complex_val = np.absolute(complex_val)
print(abs_complex_val)
このコードを実行すると、出力結果は1.5620499351813308
となります。
以上がPythonとNumPyを使用して配列の絶対値を計算する方法です。この情報がPythonでのデータ処理を行う際の参考になれば幸いです。