Pythonのデータビジュアライゼーションライブラリであるmatplotlibは、データの視覚化に非常に便利なツールです。特に、matplotlibのaxes
という概念は、データをプロットする際の重要な要素です。
axes
は、matplotlibでグラフを描画する領域を指します。axes
はfigure
というオブジェクトに配置され、figure
はグラフや文字など、全てが描かれるウィンドウ(またはページ)を指す。一つのfigure
上に複数のaxes
(つまり、複数のグラフ)を表示することが可能です。
以下に、Pythonとmatplotlibを用いて、一つのfigure
に複数のaxes
を配置する基本的なコードを示します。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
# データ生成
x = np.linspace(0, 10, 100)
y1 = np.sin(x)
y2 = np.cos(x)
# プロット領域(Figure, Axes)の初期化
fig = plt.figure(figsize=(12, 8))
ax1 = fig.add_subplot(131)
ax2 = fig.add_subplot(132)
ax3 = fig.add_subplot(133)
# データのプロット
ax1.plot(x, y1, label="sin(x)")
ax2.plot(x, y2, label="cos(x)")
ax3.plot(x, y1+y2, label="sin(x)+cos(x)")
# 凡例の表示
ax1.legend()
ax2.legend()
ax3.legend()
# プロット表示(設定の反映)
plt.show()
このコードは、sin(x)
、cos(x)
、およびsin(x)+cos(x)
の3つのグラフを一つのfigure
に描画します。add_subplot
メソッドを用いてaxes
をfigure
に追加しています。
以上が、Pythonとmatplotlibを用いたプロットの基本についての説明です。この知識を用いて、さまざまなデータビジュアライゼーションを行うことができます。.