PythonのデータビジュアライゼーションライブラリであるMatplotlibを使用して、グラフの縦横比を調整する方法について説明します。
グラフの縦横比
グラフの縦横比は、視覚的な解釈を大きく影響します。一般的に、白銀比の1:1.4や黄金比の1:1.6が望ましいとされています。また、正方形の1:1の比率もよく使用されます。
Matplotlibのデフォルトの縦横比は1:1.33ですが、plt.rcParams["figure.figsize"]
を使用することで縦横比を調整することができます。
縦横比の調整
以下に、白銀比の1:1.4でグラフを作成する例を示します。
import matplotlib.pyplot as plt
# 白銀比の1:1.4でグラフを作成
plt.figure(figsize=(5, 7)) # figsizeの値はインチで指定
plt.plot([0, 0.9], [0, 0.9], label="line")
plt.title("白銀比")
plt.xlabel("X label")
plt.ylabel("Y label")
plt.legend()
plt.show()
このコードは、figure
関数のfigsize
引数を使用してグラフのサイズを指定します。figsize
の値はインチで指定され、比率が同じでも値が大きくなると文字が相対的に小さくなるので注意が必要です。
以上がPythonとMatplotlibを使用してグラフの縦横比を調整する方法になります。視覚的な解釈を改善するために、適切な縦横比を選択することが重要です。.