Pythonのデータ可視化ライブラリであるMatplotlibは、その強力な機能と柔軟性から広く利用されています。しかし、そのデフォルト設定では日本語は表示できません。この記事では、PythonとMatplotlibを使ってヒストグラムを作成し、日本語を表示する方法を解説します。
Matplotlibで日本語を表示する方法
Matplotlibで日本語を表示するためには、いくつかの方法があります。
方法1: 外部ライブラリをインストールする
追加のライブラリjapanize-matplotlib
をインストールする方法です。japanize-matplotlib
をインストールすると、プログラム冒頭でjapanize_matplotlib
をimportするだけで日本語表示できるようになります。
import matplotlib.pyplot as plt
import japanize_matplotlib
ただし、japanize-matplotlib
はpipにしか対応していないので、Anaconda環境の方は注意が必要です。
方法2: システムフォント内の日本語フォントを使用する
自分の実行環境で既に使用できる日本語フォントを使用する方法もあります。具体的には、Matplotlibのfontname
パラメータに日本語フォント名を指定します。
plt.title("グラフタイトル", fontname="MS Gothic")
ヒストグラムの作成
ヒストグラムは、データの分布状況を視覚的に認識するためによく用いられます。Pythonでヒストグラムを作成するには、matplotlibライブラリのpyplot.hist
メソッドを使用します。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
# データの生成
data = np.random.randn(1000)
# ヒストグラムの作成
plt.hist(data, bins=20)
# グラフの表示
plt.show()
以上、PythonとMatplotlibを使ってヒストグラムを作成し、日本語を表示する方法について解説しました。これらの方法を活用して、データ分析の結果をより理解しやすく視覚化してみてください。.