Pythonのデータビジュアライゼーションライブラリであるmatplotlibでは、グラフのx軸とy軸の表示範囲を設定するためにxlim()
とylim()
関数を使用します。
xlim()とylim()の基本的な使い方
以下のコードは、x軸の表示範囲を-1から1に、y軸の表示範囲を-3から3に設定する例です。
import matplotlib.pyplot as plt
plt.hlines(2, -3, 3)
plt.xlim(-1,1)
plt.ylim(-3,3)
plt.show()
このコードを実行すると、水平線が描画され、そのx軸の範囲が-1から1、y軸の範囲が-3から3に制限されます。
片方の範囲だけを設定する方法
xlim()
やylim()
関数では、表示範囲の片方だけを設定することも可能です。以下のコードは、x軸の右側の範囲を10に、y軸の下側の範囲を-10に、上側の範囲を5に設定する例です。
import matplotlib.pyplot as plt
plt.hlines(2, -3, 3)
plt.xlim(right=10)
plt.ylim(bottom=-10)
plt.ylim(top=5)
plt.show()
このコードを実行すると、水平線が描画され、そのx軸の右側の範囲が10、y軸の下側の範囲が-10、上側の範囲が5に制限されます。
以上がPythonとmatplotlibを使用してグラフの表示範囲を設定する基本的な方法です。これらの関数を活用することで、データの特定の範囲に焦点を当てたグラフを作成することが可能になります。.