PythonとLDAPの連携: python-ldapの使い方

PythonでLDAPを操作する方法について説明します。LDAPは認証やツリー構造のデータの管理などで使用されます。ここでは、python-ldapを使用してLDAPサーバーに接続し、データの追加や取得を行う方法を紹介します。

環境準備

まず、LDAPサーバーとPython環境を準備します。LDAPサーバーはUbuntuやCentosにldapをインストールしてもできますが、dockerイメージがあったため、そちらを使用します。

# dockerイメージのpull
docker pull osixia/openldap

# dockerイメージの起動
docker run -p 389:389 -p 636:636 --env LDAP_DOMAIN="sample-ldap" --env LDAP_ADMIN_PASSWORD="LdapPass" --name LDAPSERVER --detach osixia/openldap

次に、PythonでLDAPを操作するためのライブラリldap3をインストールします。

pip install ldap3

LDAPの操作

LDAPサーバーとクライアントの準備ができたら、LDAPの操作を行います。まずは、LDAPサーバーへのログインから始めます。

from ldap3 import Server, Connection

# LDAPサーバーへの接続
server = Server('my_ldap_server')
conn = Connection(server, 'cn=admin,dc=sample-ldap', password='LdapPass')
conn.bind()  # Trueが返れば接続成功

次に、LDAPのデータの追加と取得を行います。

# データの追加
conn.add('dc=sample-component,dc=sample-ldap', 'domain')

# データの取得
conn.search('dc=sample-component,dc=sample-ldap', '(objectclass=domain)')
print(conn.entries)

以上で、Pythonを使用してLDAPサーバーに接続し、データの追加や取得を行う基本的な操作ができます。より詳細な操作方法や応用例については、公式ドキュメンテーションや各種チュートリアルを参照してください。