Jupyter Notebookを使ってPythonを実行する際、作業をしているディレクトリ(カレントディレクトリ)を変更したり、カレントディレクトリの確認をしたくなることがあります。以下に、Jupyter Notebookでのカレントディレクトリの操作方法を紹介します。
カレントディレクトリの取得
カレントディレクトリの取得は %pwd
で行えます。戻り値は文字列なので、Pythonの変数に戻り値を代入することが可能です。
%pwd #カレントディレクトリ名の取得
current_dir = %pwd # カレントディレクトリ名を変数current_dirに代入
ファイルリストの取得
ファイルリストの取得(表示)は %ls
コマンドで行えます。引数を付けないとカレントディレクトリ内のファイルリストの取得ができます。引数としてディレクトリ名を指定すると、指定したディレクトリ内のファイルリストが取得できます。
%ls #カレントディレクトリ内にあるファイル名の表示
%ls /anaconda3 #ディレクトリ名を指定して実行、この場合は/anacoda3内のファイルリストを表示
カレントディレクトリの移動
カレントディレクトリの移動は %cd
コマンドで行えます。
%cd /anaconda3 # /anaconda3ディレクトに移動
%cd # ホームディレクトリに移動
ディレクトリの作成と削除
ディレクトリの作成は %mkdir
コマンド、ディレクトリの削除は %rmdir
で行うことができます。
%mkdir new_dir # new_dirディレクトリを作成
%rmdir unnecessary_dir # unnecessary_dirの削除
以上がJupyter Notebookでのディレクトリ操作の基本的な方法です。これらのコマンドを使うことで、Jupyter Notebook上で効率的にディレクトリ操作を行うことができます。.