Pythonの仮想環境(venv)とJupyter Notebookを組み合わせて使用する方法について説明します。これらのツールは、Pythonプロジェクトの依存関係を管理し、コードを対話的に実行するための強力な組み合わせです。
仮想環境の作成と有効化
まず、新しい仮想環境を作成します。以下のコマンドを実行してください。
$ python -m venv projectname
$ source projectname/bin/activate
これにより、projectname
という名前の新しい仮想環境が作成され、有効化されます。
Jupyter Notebookの設定
次に、仮想環境上でJupyter Notebookを設定します。まず、ipykernel
というパッケージをインストールします。
(projectname)$ pip install ipykernel
その後、Jupyterに新しいカーネルを追加します。
(projectname)$ ipython kernel install --user --name=projectname
これで、Jupyter Notebookを開くと、カーネルの選択メニューにprojectname
が表示されます。
以上が、Pythonの仮想環境(venv)とJupyter Notebookを組み合わせて使用する基本的な手順です。これにより、プロジェクトごとに独立した環境を持つことができ、依存関係の管理が容易になります。.