PythonとGTKを使ってGUIアプリケーションを作成する際、ウィンドウを閉じるための方法について説明します。
ウィンドウの閉じ方
GTKのウィンドウを閉じるためには、gtk.main_quit()
関数を使用します。この関数はアプリケーションを終了させるためのもので、ウィンドウマネージャの閉じるボタンがクリックされたときに起こる動作と同じです。
具体的には、以下のようにウィンドウのdestroy
シグナルをgtk.main_quit
に接続します。
window.connect("destroy", Gtk.main_quit)
このコードにより、ウィンドウが閉じられるとき(つまりdestroy
シグナルが発生するとき)にGtk.main_quit
関数が呼び出され、アプリケーションが終了します。
注意点
gtk.main_quit()
はアプリケーション全体を終了させます。したがって、複数のウィンドウを持つアプリケーションで、特定のウィンドウだけを閉じたい場合にはgtk.main_quit()
を使うと、全てのウィンドウが閉じてしまいます。そのような場合には、hide()
メソッドを使ってウィンドウを非表示にする、またはdestroy()
メソッドを使ってウィンドウを破棄するなどの方法を検討してください。
以上、PythonとGTKを使ったアプリケーションの終了方法について説明しました。これを参考に、自分のアプリケーションに適切な終了処理を実装してみてください。