PythonとFlaskを使用してクラスを活用する方法について解説します。
Pythonのクラスの基本
Pythonでは、クラスはclass クラス名
の直下にクラス変数を記載します。クラス変数はどのインスタンスでも共通で持つ変数で、クラスメソッドの中にインスタンス変数を記載します。クラスメソッドの第一引数はself
とするのが決まり事です。
class Car:
# クラス変数は以下(クラス名の直下に設定する)
# どのインスタンスでも共通で持っている変数
# オブジェクト同士で共有できる変数
country = "Japan"
year = 2020
# 第一引数はselfとする
def print_name(self):
# インスタンス変数はメソッド内に記載
# インスタンス変数とは、インスタンスごとに別々に利用する変数
# インスタンス変数の前にはself.が必要
self.name = "Prius"
# インスタンス化する
mycar = Car()
print(mycar.year)
# インスタンスメソッドが呼び出されることで、インスタンス変数が設定される
mycar.print_name()
# インスタンスメソッドが呼び出された後でないと、以下はエラーとなる
print(mycar.name)
Flaskの基本構造
Flaskでは、from flask import Flask
としてFlaskクラスをインポートします。そして、app = Flask(__name__)
としてFlaskクラスのインスタンスを作成します。このapp
はFlaskアプリの核となり、app.route()
でルーティングを定義したり、app.run()
でローカルサーバーを起動します。
from flask import Flask
app = Flask(__name__)
@app.route('/')
def hello():
return 'Hello World!'
if __name__ == '__main__':
app.run(debug=True)
このコードを実行し、ブラウザで「http://127.0.0.1:8000」にアクセスすると、画面には「Hello World!」と表示されます。
以上がPythonとFlaskでクラスを活用する基本的な方法です。これらの知識を活用して、より複雑なWebアプリケーションを開発してみてください。.