Pythonの環境構築には様々な方法がありますが、その中でもConda
は非常に人気のあるツールです。Conda
はパッケージ管理と環境管理を行うことができ、科学計算やデータ分析、機械学習などの分野で広く利用されています。
Conda環境の作成
まずは新しいConda
環境を作成します。以下のコマンドを使用して、特定のPythonバージョン(例えば3.6)の環境を作成することができます。
$ conda create --name <仮想環境名> python=3.6
このコマンドを実行すると、指定した名前(<仮想環境名>
)で新しい環境が作成され、その中にPython 3.6がインストールされます。
Conda環境の有効化と無効化
作成した環境は、conda activate
コマンドで有効化(アクティベート)することができます。
$ conda activate <仮想環境名>
有効化した環境は、conda deactivate
コマンドで無効化(ディアクティベート)することができます。
$ conda deactivate
パッケージのインストール
Conda
環境内で新たにパッケージをインストールするには、conda install
コマンドを使用します。
$ conda install -n <仮想環境名> <パッケージ名>
以上がConda
を使用したPythonの環境構築の基本的な流れです。これにより、プロジェクトごとに異なるバージョンのPythonやパッケージを使用することができ、プロジェクト間の依存関係の問題を避けることができます。