Pythonとboto3を使用してAWSのDynamoDBを操作する方法について説明します。DynamoDBは、AWSが提供するNoSQLデータベースサービスで、大量のデータとトラフィックを処理することができます。
DynamoDBの基本
DynamoDBでは、レコード(Item)を一意に決定するプライマリキーには以下の2通りがあります。
- パーティションキー
- パーティションキー+ソートキー
パーティションキーはその名の通り、パーティションを分割して保存されます。パーティションキーが異なるItemは独立性が高く、パーティションキーを横断した処理はDynamoDBは苦手とします。
一方、ソートキーは同じパーティション内で順序を含めて保存されます。同一パーティションキー内のデータをユニークに決定する属性です。
boto3を使用したDynamoDBの操作
PythonのAWS SDKであるboto3を使用してDynamoDBを操作する方法を見てみましょう。以下にテーブルの作成と削除の例を示します。
import boto3
def create_table(dynamodb):
table = dynamodb.create_table(
TableName='Movies',
KeySchema=[
{'AttributeName': 'year', 'KeyType': 'HASH'}, # Partition key
{'AttributeName': 'title', 'KeyType': 'RANGE'} # Sort key
],
AttributeDefinitions=[
{'AttributeName': 'year', 'AttributeType': 'N'},
{'AttributeName': 'title', 'AttributeType': 'S'}
],
ProvisionedThroughput={
'ReadCapacityUnits': 10,
'WriteCapacityUnits': 10
}
)
return table
def delete_table(table):
table.delete()
このように、Pythonとboto3を使用してDynamoDBの操作を行うことができます。他の操作についても同様にboto3のメソッドを使用して行うことができます。
まとめ
この記事では、Pythonとboto3を使用してDynamoDBを操作する方法について説明しました。DynamoDBは大量のデータを高速に処理することが可能なため、大規模なWebサービスなどでよく使用されます。Pythonとboto3を使えば、これらの操作を簡単に自動化することができます。