AWS Lambdaは、サーバーレスコンピューティングサービスで、イベント駆動型のアプリケーションやサービスを簡単に作成できます。Pythonは、その中でもよく使われる言語の一つです。
lambda_handler関数
Lambda関数のエントリーポイントは、通常lambda_handler
という名前の関数です。この関数は、2つの引数、event
とcontext
を取ります。
def lambda_handler(event, context):
...
event
引数は、イベントソースから送られてきた情報が記載されています。基本的には辞書型です。
context
引数は、ランタイム環境に関する情報を提供するオブジェクトです。
lambda_handler関数の使用例
以下に、S3バケットからイベントをトリガーとしてLambda関数を実行する例を示します。
def lambda_handler(event, context):
bucket = event['Records']['s3']['bucket']['name']
key = event['Records']['s3']['object']['key']
print(bucket+'バケットに'+key+'が作成されました!')
この例では、S3バケットからのイベント情報(event
)を使用して、新しく作成されたオブジェクトの情報を出力しています。
まとめ
AWS LambdaとPythonを組み合わせることで、イベント駆動型のアプリケーションを効率的に開発することができます。lambda_handler
関数はその中心的な役割を果たし、イベントソースからの情報を適切に処理します。これにより、開発者はインフラストラクチャの管理から解放され、コードの記述に集中できます。.