Pythonでは、配列やリストの一部を取り出すために「スライス」という機能を使用します。スライスは、コロン(:
)を使って表現されます。
コロンの使い方
Pythonでコロン(:
)を見かけるのは、「if文を書く時」と「配列を書く時」が多いです。
if文での使用
if文では、条件式の後にコロンを書くことで、条件が書き終えたことを示します。
if 条件式A:
# 条件式Aが満たされるときに実行する処理
elif 条件式B:
# 条件式AではなくBが満たされるときに実行する処理
else:
# 条件式A、Bが満たされないときに実行する処理
配列での使用
配列では、スライスと呼ばれる機能を使うときにコロンを使用します。スライスは、「文字列などから一部分を取り出したいときに使う機能」です。
# 文字列から一部を取り出す例
str = 'kyounotenkihahare'
print(str[13:]) # 'hare'を出力
上記の例では、str[13:]
が重要な部分です。切り取りたい開始位置と終了位置を指定することで、文字列から特定の位置を取り出せます。今回の例では、13番目から最後までを取り出しています。
開始位置が空白の場合だと文字列の最初、終了位置が空白だと最後までになります。
# 配列全てを取り出す例
arr = [1, 2, 3, 4, 5]
print(arr[:]) # [1, 2, 3, 4, 5]を出力
このように、Pythonの配列とスライスを理解することで、より効率的なコードを書くことができます。