Pythonでは、配列（リストやタプル）と辞書の間で変換を行うことがよくあります。この記事では、その方法をいくつか紹介します。
リストから辞書への変換
Pythonでは、リストやタプルから辞書への変換は非常に簡単です。基本的な方法は、dict関数を使用することです。
fruits_list = [['Apple',100], ['Banana',150], ['Grape',500]]
fruits_dict = dict(fruits_list)
print(fruits_dict) # {'Apple': 100, 'Banana': 150, 'Grape': 500}
この例では、2次元のリスト（各要素がキーと値のペアを含む）をdict関数に渡して辞書に変換しています。
2つのリストから辞書への変換
2つのリスト（1つはキー、もう1つは値）から辞書を作成することも可能です。これにはzip関数とdict関数を組み合わせて使用します。
fruits_list = ['Apple', 'Banana', 'Grape', 'Peach', 'Melon']
prices_list = [100, 150, 500, 200, 1000]
fruits_dict = dict(zip(fruits_list, prices_list))
print(fruits_dict) # {'Apple': 100, 'Banana': 150, 'Grape': 500, 'Peach': 200, 'Melon': 1000}
この例では、zip関数を使用して2つのリストの要素を同時に取り出し、それをdict関数に渡して辞書に変換しています。
辞書内包表記を使用した変換
辞書内包表記を使用しても、2つのリストから辞書を作成することができます。
fruits_list = ['Apple', 'Banana', 'Grape', 'Peach', 'Melon']
prices_list = [100, 150, 500, 200, 1000]
fruits_dict = {fruit: price for fruit, price in zip(fruits_list, prices_list)}
print(fruits_dict) # {'Apple': 100, 'Banana': 150, 'Grape': 500, 'Peach': 200, 'Melon': 1000}
この例では、zip関数を使用して2つのリストから要素を同時に取得し、それを辞書内包表記で新たな辞書を作成しています。
これらの方法をマスターすれば、Pythonで配列と辞書の間の変換を自由自在に行うことができます。ぜひ活用してみてください。