Pythonは数あるプログラミング言語の中でも配列処理が優れています。Python配列の中でも辞書(ディクショナリ)は連想配列になります。
辞書の基本
Pythonの辞書は、キー(key)と値(value)がコロンで区切られたペアで構成されています。辞書は要素であるバリューと識別して管理できるキーをセットで代入できます。キーは1つの辞書に対してユニークでなければいけませんが、要素は重複しても問題ありません。
辞書の使用例
Pythonで辞書型の配列を定義する方法は以下の通りです。
array = []
array.append({ 'name': '鈴木', 'age': 20, 'address': '北海道' })
array.append({ 'name': '佐藤', 'age': 30, 'address': '沖縄' })
この例では、array
という配列に辞書を追加しています。各辞書にはname
、age
、address
というキーがあり、それぞれに対応する値が設定されています。
辞書のメリットとデメリット
辞書を使用するメリットは、タプルやリストの場合、格納している要素を取り出す時に要素番号で取り出さなければなりません。それに対して、辞書の場合は要素であるバリューとセットのキーを指定することで要素を取り出すことが出来る。また、システムに改修を入れたり、バグ調査をする時にもキーが指定されている為、メンテナンスがしやすいのもメリットです。
一方、辞書のデメリットは、タプルに対して処理速度が遅く、初心者の方は記述方法やキーとバリューの考え方や扱い方に慣れるまで時間が必要な点です。
以上、Pythonの辞書と配列について解説しました。これらの理解はPythonプログラミングの基礎となりますので、ぜひ理解しておきましょう。