Pythonでは、複数の入力を効率的に処理するためにmap
関数を使用することがあります。特に競技プログラミングなどでは、この技術は非常に役立ちます。
map関数の基本
map
関数は、指定した関数を複数の要素に適用するための関数です。例えば、次のように使用することができます。
def matmul(x, y):
return x*y
test1 = [1,2,3,4,5]
test2 = [3,4,5,6,7]
test_result = map(matmul, test1, test2)
print(list(test_result)) # [3,8,15,24,35]
この例では、matmul
関数をtest1
とtest2
の各要素に適用しています。
複数の入力を一度に処理する
Pythonのinput
関数を使用して複数の入力を一度に処理することができます。これは、スペースで区切られた複数の値を一度に読み込む場合などに便利です。
a, b = map(int, input().split())
このコードは、ユーザーからの入力をスペースで分割し、それぞれの値を整数に変換してa
とb
に代入します。
まとめ
Pythonのmap
関数は、複数の入力を効率的に処理するための強力なツールです。特に競技プログラミングなどでは、この関数を使ってコードを簡潔に保つことができます。ただし、map
関数を使用する際には、適用する関数や入力の形式に注意が必要です。適切に使用すれば、Pythonのコードをより効率的にすることができます。