PythonのDataFrame
では、行と列を入れ替える方法があります。これはデータ分析を行う際に非常に便利な機能で、データの形状を自由に変更することができます。
行と列の入れ替え:T
DataFrame
のT
属性を利用すると、行と列を簡単に入れ替えることができます。以下にその使用例を示します。
# 元のデータを確認
df.head()
# 行と列を入れ替え
df.T.head()
この方法では、行数が多い場合には列数も同様に多くなるため、注意が必要です。
列を行に変換:stack
stack
メソッドを利用すると、列を行に変換することができます。これにより、データの持ち方を自由に変更することが可能になります。以下にその使用例を示します。
# 列を行に変換
df.stack()
ただし、stack
メソッドを利用すると結果がSeries
形式で出力されるため、DataFrame
で囲むことによって、引き続きDataFrame
でデータを加工することができます。
# SeriesをDataFrameに変換
pd.DataFrame(df.stack())
また、DataFrame
でindex
として登録されている項目に関しては、stack
で行・列変換が適応されません。これを利用して、一部の列のみ行変換を実施することも可能です。
以上がPythonで行列の行を入れ替える基本的な方法です。データ分析を行う際には、これらの方法を活用して、データの形状を自由に変更することができます。