Pythonで色付きのプロットを作成する

Pythonのmatplotlibライブラリを使用して、色付きのプロットを作成する方法を解説します。この記事では、さまざまな色の指定方法と、それらを使用してグラフを描画する方法を学びます。

グラフの色を指定して描画

matplotlibライブラリでグラフを描画する際には、描画メソッドの引数 color で色を指定できます。以下に一例を示します。

import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt

x = np.linspace(0, np.pi*2)
y1 = np.sin(x)
y2 = np.sin(x) + 0.5
y3 = np.sin(x) + 1
y4 = np.sin(x) + 1.5

plt.plot(x, y1, color="k")
plt.plot(x, y2, color="m")
plt.plot(x, y3, color="y")
plt.plot(x, y4, color="c")

plt.show()

このコードでは、sin関数を用いて4つの異なる波形を生成し、それぞれ異なる色でプロットしています。

色の指定方法

matplotlibでは、色の指定方法がいくつかあります。以下にその一部を紹介します。

一文字で指定

最も簡単な色の指定方法です。全8種類の中から選択することができます。指定する値は色の英語表記の頭文字です。

color_list = ["r", "b", "g", "y", "m", "c", "k", "w"]
x = np.linspace(0, np.pi*2)
y = np.sin(x)
n = 0

for color in color_list:
    plt.plot(x, y+n, color=color)
    plt.text(0, n+0.5, color)
    n -= 1

plt.xticks([])
plt.yticks([])

plt.show()

RGB, RGBAで指定

色の表現方式として代表的なRGBをmatplotlibライブラリの色指定に適用できます。RGBに「透明度 (alpha)」の要素を加えたRGBAでも指定可能です。

rgb_list = [(0, 0, 0), (0.1, 0.5, 0.8), (1, 0.2, 0.5), (0.35, 0.8, 0.4)]
rgba_list = [(0, 0, 0, 0.25), (0.1, 0.5, 0.8, 0.5), (1, 0.2, 0.5, 0.75), (0.35, 0.8, 0.4, 1)]
x = np.linspace(0, np.pi*2)
y = np.sin(x)
n = 0

for color in rgb_list:
    plt.plot(x, y+n, color=color)
    plt.text(0, n+0.5, str(color))
    n -= 1

plt.xticks([])
plt.yticks([])

plt.show()

以上、Pythonのmatplotlibライブラリを使用して色付きのプロットを作成する方法について解説しました。これらの知識を活用して、データの視覚化をより効果的に行いましょう。.