Pythonで浮動小数点数を使ったループ処理を行う方法について説明します。Pythonの組み込み関数range()
は整数のみを扱うことができますが、浮動小数点数を扱うためにはいくつかの方法があります。
NumPyのarange()を使う方法
NumPyのarange()
関数を使用すると、浮動小数点数を扱うことができます。しかし、この方法にはいくつかの注意点があります。
- 誤差が出る: コンピュータは小数の計算が苦手であり、小数の計算では通常は無視できる程度の誤差を含んでしまう可能性があります。
- 最後の数字が指定範囲をわずかに超える:
arange()
関数では、stop「以下」ではなく、stop「未満」であることに注意してください。
import numpy as np
for x in np.arange(0.0, 0.7, 0.1):
print(x)
組み込み関数range()を使う方法
組み込み関数range()
を使う方法もありますが、この場合は整数を扱い、必要な小数を計算する必要があります。
for i in range(5, 50, 15):
print(i / 10.0)
NumPyのlinspace()を使う方法
NumPyのlinspace()
関数を使用すると、最初と最後がピッタリ合うように浮動小数点数を生成することができます。
import numpy as np
for x in np.linspace(0.0, 1.0, 11):
print(x)
以上、Pythonで浮動小数点数を使ったループ処理を行う方法について説明しました。これらの方法を理解し、適切な方法を選択することで、Pythonでの浮動小数点数の扱いがより容易になります。