Pythonで大きなXMLドキュメントを解析する最速の方法について調査しました。その結果、cElementTreeやlxmlが高速であることがわかりました。特にcElementTreeのiterparse
関数を使用すると、XMLを逐次的に解析しながらイベントを処理できます。
また、別の記事ではPythonのXMLパーサーの速度比較が行われており、ElementTree XML APIが提供するfromstring
、XMLParser
、XMLPullParser
、iterparse
の4つの方法が比較されています。
以下に、cElementTreeのiterparse
関数を使用したXML解析のサンプルコードを示します。
from xml.etree.cElementTree import iterparse
def parse(xml_file):
for event, elem in iterparse(xml_file):
if elem.tag == "record":
# process record elements
elem.clear()
このコードは、XMLファイルを逐次的に解析しながらrecord
タグの要素を処理します。elem.clear()
を呼び出すことで、処理済みの要素をメモリから解放し、大きなXMLファイルを効率的に処理できます。
以上の情報から、Pythonで大きなXMLドキュメントを効率的に解析するためには、cElementTreeやlxmlのような高速なXMLパーサーを使用し、可能な限り逐次的な解析を行うことが重要であると言えます。