Pythonで時間を扱う：timeとdatetimeモジュールの使い方

Pythonでは時間を扱うためのモジュールとしてtimeとdatetimeがあります。

timeモジュール

timeモジュールは、UNIX時間（エポックからの経過秒数）を取得するためのモジュールです。UNIX時間は、時刻の起点（エポック：epoch）からの経過秒数で、時刻の起点は協定世界時 (UTC) の1970年1月1日午前0時0分0秒を指します。

以下に、timeモジュールを使ってプログラムの実行時間を計測する例を示します。

import time

def func1():
    values = []
    for val in range(10**6):
        values.append(val)

time1 = time.time()
func1()
time2 = time.time()

print('Execution time: {:.3f} sec'.format(time2 - time1))

datetimeモジュール

一方、datetimeモジュールは日付や時刻を扱うためのモジュールで、日付や時刻の算術演算や属性の抽出などが可能です。また、タイムゾーン情報を含む「意識的な」オブジェクトとタイムゾーン情報を含まない「無意識な」オブジェクトを扱うことができます。

以下に、datetimeモジュールを使って現在の日付と時刻を取得する例を示します。

from datetime import datetime

now = datetime.now()
print('Current date and time: ', now)

これらのモジュールを理解し、適切に使い分けることで、Pythonで時間を効率的に扱うことができます。