Pythonのmatplotlib
ライブラリを使用して、時系列データのx軸を操作する方法について説明します。この記事では、特にdatetime
型のx軸操作に焦点を当てます。
datetime型のx軸操作
時系列データの可視化には、matplotlib
のdatetime
型のx軸操作が非常に有用です。以下に、基本的な使用方法を示します。
まず、必要なライブラリをインポートします。
import matplotlib.pyplot as plt
import pandas as pd
import numpy as np
次に、サンプルの時系列データを作成します。
data = np.random.rand(36)
df = pd.DataFrame({"Val":data}, index=pd.Index(pd.date_range("2020/1/1", periods=36, freq='MS'), name="Date"))
このデータをmatplotlib
でグラフ化してみます。
fig, ax = plt.subplots(figsize=(6, 2))
ax.plot(df.index, df["Val"])
しかし、このままではx軸の時間軸目盛りが重なってしまい、よく見えません。そこで、Figure
オブジェクトの.autofmt_xdate()
を使用します。
fig.autofmt_xdate()
これにより、目盛りの水平位置、文字の向き(回転角度)が自動で調整されます。
さらに、目盛りの表示形式や表示位置を自由に設定することも可能です。例えば、目盛りの向きを90°回転し、水平位置を中央に変更するには以下のようにします。
fig, ax = plt.subplots(figsize=(6, 2.5))
ax.plot(df.index, df["Val"])
fig.autofmt_xdate(rotation=90, ha="center")
以上が、Pythonのmatplotlib
ライブラリを使用して、時系列データのx軸を操作する基本的な方法です。これにより、時系列データの可視化がより容易になります。