Pythonでは、文字列のフォーマットにはいくつかの方法があります。その中でも、format()
メソッドは非常に便利で、Python3から利用可能になりました。
format()メソッドの基本
format()
メソッドは、文字列の中に波括弧 {}
で囲まれた「置換フィールド」を埋め込み、format()
メソッドの引数で {}
の部分を置換します。
line = "{0}さんの身長は{1}cm、体重は{2}kgです。".format("山田", 190, 105.3)
print(line) # 山田さんの身長は190cm、体重は105.3kgです。
この例では、format()
のかっこ内の引数に、format({0}の値, {1}の値, {2}の値)
のように置換したい値を指定します。引数は左から順番にゼロから始まる番号(インデックス番号)に対応します。
書式指定の方法
小数点の桁数を合わせたいなど、書式を指定したい場合は、以下のようにインデックス番号の右にコロン :
に続けて指定できます。
line = "{0}さんの身長は{1:.1f}cm、体重は{2:.1f}kgです。".format("山田", 190, 105.3)
print(line) # 山田さんの身長は190.0cm、体重は105.3kgです。
.1f
の部分は、「.1が下1桁」、「fが小数点タイプ」で表示することを意味します。
以上がPythonのformat()
メソッドを用いた文字列フォーマットの基本的な使い方です。これをマスターすることで、Pythonでの文字列操作がよりスムーズになります。.