Pythonでは、文字列の先頭や末尾にある空白や任意の文字を削除するためにstrip(), lstrip(), rstrip()というメソッドを使用します。
strip()
strip()は文字列の先頭と末尾から任意の文字列を削除します。引数を省略した場合は空白と改行が削除されます。
s = " Hello World\n"
print(s.strip()) # 'Hello World'
lstrip()
lstrip()は文字列の先頭から任意の文字列を削除します。
s = " Hello World\n"
print(s.lstrip()) # 'Hello World\n'
rstrip()
rstrip()は文字列の末尾から任意の文字列を削除します。
s = " Hello World\n"
print(s.rstrip()) # ' Hello World'
これらのメソッドは、元の文字列を変更せずに新しい文字列を返します。したがって、結果を再利用する場合は新しい変数に結果を代入する必要があります。
これらのメソッドは非常に便利で、ユーザーからの入力を処理する際や、ファイルから読み込んだテキストを処理する際などによく使用されます。特に、ユーザーからの入力を処理する際には、入力の前後に余分な空白があると予期しないエラーを引き起こす可能性があるため、strip(), lstrip(), rstrip()の使用は重要です。.