Pythonでは、文字列が特定の文字列を含むかどうかを判定するために in 演算子を使用します。この演算子は非常に便利で、コードは非常にシンプルになります。
in 演算子とは
in 演算子は、「所属検査演算」と呼ばれる処理を実現するための演算子です。「所属検査演算」とは簡単に言うと、リスト型、辞書型などの複数要素を持つデータ型などに対して、「ある要素が含まれているかどうか」を判定する処理のことです。
in 演算子の使用方法
in 演算子は以下のように使用します。
x in リストなどのオブジェクト
上記のコードで、オブジェクトの要素の中に x という要素が含まれているかどうかを判定します。結果に応じて、以下のように True か False の bool 型のオブジェクトを返します。
- 含まれている場合→
True - 含まれていない場合→
False
文字列に対する in 演算子の使用例
文字列に対して in 演算子を使用すると、指定した文字列が含まれているかどうかを判定できます。以下に具体的なコードを示します。
# 文字列を準備
string = "Hello World."
# "Wor"という部分文字列が含まれているかどうかを判定
print("Wor" in string)
# 部分文字列には、1文字を指定することもできる
print("e" in string)
# `in` 演算子は大文字と小文字を区別することを確認
print("h" in string)
# 空文字列を指定した場合必ず `True` が出力される
print("" in string)
このコードを実行すると、以下のような出力結果が得られます。
True
True
False
True
以上が、Pythonで文字列が特定の文字列を含むかどうかを判定する方法についての説明です。この in 演算子は非常に便利で、コードも1行で済みますので、必要な時のために使い方に慣れておくと良いでしょう。