Pythonには数値を丸めるための組み込み関数round()
があります。この関数は、指定した数値を指定した桁数で丸めることができます。
round関数の基本的な使い方
Pythonのround()
関数は、2つの引数を取ります:n
とndigits
。n
は丸めたい数値で、ndigits
は丸める桁数を指定します。ndigits
を省略すると、round()
関数は最も近い整数を返します。
以下に、round()
関数の基本的な使い方を示します。
# 整数への丸め
print(round(123.4567)) # 出力:123
# 小数第1位への丸め
print(round(123.4567, 1)) # 出力:123.5
# 小数第2位への丸め
print(round(123.4567, 2)) # 出力:123.46
# 小数第3位への丸め
print(round(123.4567, 3)) # 出力:123.457
round関数の注意点
round()
関数を使用する際の一つの注意点は、丸める数値の最後の桁が5の場合、必ずしも期待通りに丸められないことです。これは、浮動小数点数が2進数で表現されているために起こります。
# 期待通りに丸められない例
print(round(2.675, 2)) # 出力:2.67
このように、Pythonのround()
関数は数値を丸めるための強力なツールですが、その挙動を理解して適切に使用することが重要です。.