Pythonでは、小数点第一位を四捨五入するためにround()
関数を使用します。この関数は、引数に指定した数値の小数点第一位を四捨五入した数値を返します。
例えば、次のように使用することができます。
num = 1.23
rounded_num = round(num, 1)
print(rounded_num) # 結果: 1.2
上記のコードでは、round()
関数の第一引数に四捨五入したい数値を、第二引数に四捨五入後に残したい小数点以下の桁数を指定しています。この例では、1.23
を小数点第一位で四捨五入して1.2
を得ています。
しかし、Pythonのround()
関数は四捨五入ではなく、偶数への丸め(round half to even)を行うという特性があります。これは、端数がちょうど0.5のとき、結果が偶数となる方へ丸めるというものです。そのため、round(1.5)
は2
ではなく1
を、round(2.5)
は2
ではなく3
を返します。
この特性を理解しておくことで、Pythonでの数値処理がよりスムーズになります。また、Pythonのround()
関数を使用する際には、この特性を考慮に入れることが重要です。
以上が、Pythonで小数点第一位を四捨五入する方法についての説明です。この情報がPythonのプログラミングに役立つことを願っています。.