Pythonでは、小数点以下の桁数を指定するためにformat
関数やf-string
を使用します。これらの方法を詳しく見ていきましょう。
format関数を使用する方法
format
は出力の際に、コード内で定義された変数を代入する関数です。format
で使用する置換フィールド ( {}
のこと) 内に :
から始まる書式指定を行うことで、桁数を指定して数値を出力できます。
num = 123.456
print('{}'.format(num)) # => 123.456
次に桁数を10桁に指定してみます。置換フィールドを {:10}
とすることで、10桁で出力されます。
num = 123.456
print('{:10}'.format(num)) # => 123.456
f-stringを使用する方法
Python3.6以降では f-string
という表示方法が使用可能です。f"
もしくは f"
” で囲むと、 {}
内に変数などを指定できます。
num = 123.456
print(f'{num}') # => 123.456
f-stringでも同じように桁数の指定ができます。
num = 123.456
print(f'{num:10}') # => 123.456
print(f'{num:2}') # => 123.456
小数点以下の桁数を指定して出力する方法
小数点以下の桁数を指定するには、置換フィールドを {:.1f}
のように指定します。ドット (.)以降が小数点部の桁数を意味していて、 {:.1f}
であれば小数点1桁まで出力されます。
num = 123.456
print('{:.1f}'.format(num)) # => 123.5
小数点8桁までで、123.456を123.45600000のようにゼロ埋めして表示したい場合には {:.08f}
と指定します。
num = 123.456
print('{:.08f}'.format(num)) # => 123.45600000
f-stringでも同様に小数点以下の桁数指定が可能です。
num = 123.456
print(f'{num:.1f}') # => 123.5
print(f'{num:.08f}') # => 123.45600000
以上がPythonで小数点以下の桁数を指定する方法です。これらの方法を活用して、出力のフォーマットを自由に制御できます。.