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Pythonでは、動的型付けが特徴の一つであり、配列(正確にはリスト)に異なる型の要素を混在させることが可能です。しかし、ある特定の型の要素だけを持つ配列を作りたい場合もあります。そのような場合には、Pythonの型ヒントを利用することができます。

Python 3.5以降、typingモジュールのListを使用して、リストの要素の型を指定することができます。以下にその例を示します。

from typing import List

# float型の要素を持つリストを宣言
vector: List[float] = list()

また、Python 3.9以降では、typingモジュールを使用せずに、直接listを使用して型ヒントを指定することも可能になりました。

# float型の要素を持つリストを宣言
vector: list[float] = list()

このように、Pythonでは型ヒントを使用して、特定の型の要素だけを持つ配列(リスト)を作成することができます。これにより、コードの可読性が向上し、IDEのツールを効果的に使用することが可能になります。

ただし、Pythonは動的型付け言語であるため、型ヒントはあくまでヒントであり、強制力はありません。したがって、型ヒントに反する操作を行うとエラーにはならない点に注意が必要です。

以上がPythonで型付き配列を扱う基本的な方法です。Pythonの柔軟性と型ヒントの機能を活用して、より良いコードを書くことができます。

投稿者 admin

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