Pythonで例外をJSONにシリアライズする際には、いくつかの問題が発生する可能性があります。例えば、json.dump
を使用して例外をシリアライズしようとすると、TypeError: IOError('socket error', error(61, 'Connection refused')) is not JSON serializable
のようなエラーが発生することがあります。
この問題を解決するための一つの方法は、例外を辞書に変換することです。以下にその例を示します。
def exception_as_dict(ex):
return dict(
type=ex.__class__.__name__,
errno=ex.errno,
message=ex.message,
strerror=exception_as_dict(ex.strerror) if isinstance(ex.strerror,Exception) else ex.strerror
)
json.dumps(exception_as_dict(err),indent=2)
このコードは、例外を人間が読みやすいテキスト表現に変換します。
また、tblib
ライブラリを使用して例外をpickle化することも可能です。これにより、例外をラップして後で再発生させることができます。
しかし、これらの方法は必ずしも全てのケースで適用可能なわけではありません。例えば、既に作成した辞書を出力したい場合や、入れ子になったオブジェクトを含む辞書を出力したい場合などです。そのような場合には、json.dump()
のdefault
引数を使用して、オブジェクトがJSONにシリアライズできない場合の動作を指定することができます。
以上がPythonで例外をJSONにシリアライズする方法についての基本的な情報です。これらの情報がPythonでの開発に役立つことを願っています。