Pythonで例外をログに記録する方法はいくつかあります。一般的な方法は、logging
モジュールのexception()
メソッドを使用することです。このメソッドは、現在の例外とそのトレースバックを自動的にログに記録します。
以下に、基本的な使用方法を示します。
import logging
def foo():
try:
# 何かのコード
except:
logging.exception('')
このコードは、例外が発生した場合にその詳細をログに記録します。
また、Python 3.5以降では、exc_info
引数に例外インスタンスを渡すことも可能です。
import logging
try:
1/0
except Exception as e:
logging.error('Error at %s', 'division', exc_info=e)
このコードは、例外が発生した場合にその詳細をログに記録します。
ただし、logging.exception()
メソッドは例外ハンドラからのみ呼び出されるべきであり、例外オブジェクトを引数に渡すと、その文字列化した値が出力され、同じエラーメッセージが重複してしまう可能性があります。
そのため、開発者が理解しやすいメッセージを付与することが推奨されています。
try:
int("aaa")
except:
logging.exception("What is doing when exception happens.")
このコードは、例外が発生した場合にその詳細とともに、開発者が理解しやすいメッセージをログに記録します。
以上が、Pythonで例外をログに記録する基本的な方法です。適切にログを取ることで、エラーの原因を特定しやすくなります。