Pythonで例外をJSONにシリアライズする方法について説明します。この問題は、例外がJSONに直接シリアライズできないという特性によるものです。
例外を辞書に変換する
例外をJSONにシリアライズする一つの方法は、例外を辞書に変換することです。以下にその例を示します。
def exception_as_dict(ex):
return dict(
type=ex.__class__.__name__,
errno=ex.errno,
message=ex.message,
strerror=exception_as_dict(ex.strerror) if isinstance(ex.strerror, Exception) else ex.strerror
)
json.dumps(exception_as_dict(err), indent=2)
このコードは、例外を辞書に変換し、その辞書をJSONにシリアライズします。
tracebackを使用する
別の方法として、traceback
モジュールを使用することもできます。以下にその例を示します。
import traceback
import sys
try:
raise KeyError('aaa!!!')
except Exception as e:
exc_info = sys.exc_info()
print(''.join(traceback.format_exception(*exc_info)))
このコードは、例外を発生させ、その例外のトレースバックを取得します。その後、トレースバックを文字列に変換し、それを出力します。
まとめ
Pythonで例外をJSONにシリアライズする方法はいくつかあります。最適な方法は、あなたの具体的な要件によります。例外を辞書に変換する方法は、例外の詳細を保持するのに役立ちます。一方、traceback
を使用する方法は、例外が発生した場所の詳細な情報を提供します。