Pythonでは、乱数生成器のシードを設定するためにrandom.seed()
関数を使用します。この関数に整数値を渡すと、その値を基にして乱数シーケンスが生成されます。
Pythonのrandomモジュール
Pythonのrandomモジュールでは、関数random.seed(seed_value)
でシードを設定します。ここでseed_value
が乱数シードの値です。
import random
random.seed(314) # 乱数シードを314に設定
乱数シードの値seed_value
には任意の整数を指定します。
numpyのnumpy.randomモジュール
numpyのnumpy.randomモジュールでは、numpy.random.seed(seed)
で乱数シードを指定します。
import numpy as np
np.random.seed(314) # 乱数シードを314に設定
scipyのscipy.statsモジュール
scipy.statsモジュールでは、乱数の生成にnumpy.randomを使用しているため、乱数シードの設定も、numpy.random.seedを使用します。
import numpy as np
from scipy import stats
np.random.seed(314) # 乱数シードを314に設定
以上、Pythonで乱数シードを設定する方法について説明しました。乱数シードを設定することで、同じソースコードを実行しても毎回同じ結果が得られ、再現性のあるプログラムにすることができます。