Pythonは多くのプログラミング言語と同じく、乱数を発生させる仕組みが備わっています。この記事では、Pythonで乱数を発生させるrandom
モジュールについて解説します。
乱数とは?
乱数とは、「でたらめな数」のことです。発生させるには関数を呼び出せばいいのですが、その度に違う数を返します。
Pythonの乱数関数でできること
乱数はさまざまな場所で利用されます。例えば、スマホゲームのガチャや、膨大なデータから一部を抽出するときにも、公平性の確保のために乱数でどこを抽出するか決めます。
Pythonの乱数関数の基本的な使い方
Pythonの乱数はrandom
モジュールが担っています。それではrandom
モジュールの使い方を見ていきましょう。
randomモジュールのインポート
import random
random
モジュールは標準モジュールですので、インストールする必要はありません。使う前に import random
と書いてインポートして使います。
random.randomの使い方とサンプル
random.random()
は0.0以上1.0未満の乱数を生成します。
>>> random.random()
0.6440121215618787
>>> random.random()
0.08425067935459307
>>> random.random()
0.6071031668141786
呼び出すたびに違う数が返ってきているのが分かりますね。
random.uniformの使い方とサンプル
random.uniform(a, b)
はa以上b以下(またはb以上a以下)の乱数を返します。
>>> random.uniform(0, 3)
0.7177228215929227
>>> random.uniform(0, 3)
2.368018706429308
>>> random.uniform(100, 200)
117.5825447719314
>>> random.uniform(100, 200)
159.373895340749
random.randintの使い方とサンプル
random.randint(a, b)
の返す値はa以上b以下の整数です。こちらはbは必ず含まれると決まっています。
>>> random.randint(0, 3)
3
>>> random.randint(0, 3)
0
>>> random.randint(100, 200)
121
>>> random.randint(100, 200)
160
以上、Pythonで乱数を扱う方法について解説しました。これらの知識を活用して、より高度なプログラムを作成してみてください。.