Pythonでループと例外処理を組み合わせる方法

Pythonでは、ループ中に例外が発生した場合でも処理を続行することが可能です。具体的には、try/exceptブロックを使用して例外をキャッチし、continueステートメントを使用して次のイテレーションに進むことができます。

以下に、その使用例を示します。

for i in range(10):
    try:
        # 何らかの処理
        if i == 5:
            raise Exception("例外発生")
    except Exception as e:
        print(f"エラー: {e}")
        continue  # 次のイテレーションに進む

このコードでは、iが5のときに例外が発生します。しかし、exceptブロック内でcontinueステートメントが実行されるため、ループは中断されずに次のイテレーションに進みます。

また、finally句を使用すると、例外が発生してもしなくても必ず実行される処理を定義することができます。これは、例外が発生した場合でも特定のクリーンアップ処理を保証するために便利です。

for i in range(10):
    try:
        # 何らかの処理
        if i == 5:
            raise Exception("例外発生")
    except Exception as e:
        print(f"エラー: {e}")
        continue  # 次のイテレーションに進む
    finally:
        print("この処理は必ず実行されます")

このコードでは、finally句により、各イテレーションの最後に必ず特定のメッセージが出力されます。

以上が、Pythonでループと例外処理を組み合わせる基本的な方法です。これにより、例外が発生した場合でもループを続行し、必要な処理を確実に行うことができます。