Pythonでは、関数に複数の引数を一度に渡すためにリストを使用することができます。これは、特に引数の数が動的に変化する場合や、すでにリストとして存在するデータを関数に渡す必要がある場合に便利です。
リストを引数として渡す基本的な方法
Pythonでは、リストを引数として関数に渡すためにアスタリスク(*)を使用します。これは「アンパッキング」または「スプラット」と呼ばれる操作で、リストの各要素を個別の引数として関数に渡します。
def function_that_needs_strings(*args):
for arg in args:
print(arg)
my_list = ['red', 'blue', 'orange']
function_that_needs_strings(*my_list)
このコードでは、*my_list
がfunction_that_needs_strings
関数に渡され、リストの各要素が個別の引数として関数に渡されます。
複数のリストを引数として渡す
Python 3.5以降では、複数のリストを一度にアンパッキングすることが可能になりました。
a = ['1', '2', '3', '4']
b = ['5', '6']
function_that_needs_strings(*a, *b)
このコードでは、2つのリストa
とb
がアンパッキングされ、その要素がすべてfunction_that_needs_strings
関数に渡されます。
以上がPythonでリストを引数として渡す基本的な方法です。これらのテクニックを使うことで、Pythonの関数はさらに強力で柔軟なものになります。