Pythonでは、リストの要素を一つずつ取り出して処理するために、forループを使用することができます。この記事では、Pythonのリストを効率的に操作するための繰り返し処理について解説します。
forループの基本構文
forループは、指定した回数だけ繰り返し処理を行うための制御構造です。基本的な書き方は以下の通りです。
for 変数 in range(range関数・リスト・文字列など):
処理
forループは変数を連続的に変化させ、変化するたびにfor文内に書かれた処理を1回実行します。変数が最後まで変化したら、for文全体の処理が終了します。
リストの要素による繰り返し
for文ではリストの要素を1つずつ取り出して繰り返し処理を行うことができます。以下はリストの各要素を2倍したリストを出力するプログラムです。
nums = [1, 2, 3, 4, 5]
nums_double = []
for x in nums:
nums_double.append(x * 2)
print(nums_double)
出力結果は [2, 4, 6, 8, 10] となります。
辞書の要素による繰り返し
辞書のキーを1つずつ取り出して繰り返し処理を行うためには、keysメソッドを使います。また、辞書の値を1つずつ取り出して繰り返し処理を行うためには、valuesメソッドを使います。
price = {'apple': 100, 'grape': 500, 'banana': 300}
for fruit_name in price.keys():
print(fruit_name)
for fruit_price in price.values():
print(fruit_price)
以上、Pythonのリストと辞書を効率的に操作するための繰り返し処理について解説しました。これらの知識を活用して、Pythonプログラミングをより効率的に行いましょう。