Pythonでは、リストや文字列などのシーケンス型のデータに対して、特定の範囲だけを対象とした繰り返し処理を行うことができます。これはスライスという機能を用いて実現します。
スライスによる繰り返し
Pythonのリストでは、[start:end]
という形式でスライスを行い、リストの一部を取り出すことができます。このスライスを用いて、特定の範囲だけを対象とした繰り返し処理を行うことができます。
somelist = [0,10,20,30,40,50,60,70,80,90]
for n in somelist[2:5]:
print(n)
上記のコードでは、somelist
の3番目から5番目までの要素(20, 30, 40)が順に出力されます。
注意点
スライスの終了位置は、その位置の要素は含まれません。したがって、somelist[2:5]
は、インデックス2から4までの要素を取り出します。
また、リストの要素の合計はsum()
関数で取得できます。
somelist = [0,10,20,30,40,50,60,70,80,90]
total = sum(somelist[2:5])
print(total)
このコードは、somelist
の3番目から5番目までの要素の合計(90)を出力します。
まとめ
Pythonでは、スライスを用いてリストの一部を取り出し、その範囲だけを対象とした繰り返し処理を行うことができます。これにより、柔軟なデータ操作が可能となります。.